Webデザイナー
K.M2015年入社
デザイン課のマネジメント業務です。メンバーの進行状況を確認しつつ各種デザイン業務を割り当てる、品質管理としてメンバーの成果物をチェックしてフィードバックをする、などが主な業務です。ホスティングサービスの運営には、新規サービスのリリース・既存サービスの強化やキャンペーンの実施などさまざまな業務があり、納期・業務内容に加えて会社の優先度もあります。それらを加味しながら、課内での進行をマネジメントしています。自身で手を動かす機会は少なくなりましたが、制作物をより俯瞰的・多角的な視点で見ることが多くなり、デザイナーとしての視野はより広くなったと感じています。
大学では、Webデザインとは無縁の専攻でした。ゼミでWebサイトの制作に触れて「仕事にしたい」と思いましたが、何の知識もない素人が新卒で入社できるような時代ではありませんでした。そこで、まずは経験を積もうと考えアルバイトで入社したのが、1社目の制作会社です。そのまま正社員になり、約3年間働きました。不動産のWebサイトをメインに手がける会社でしたが、もっと幅広い業種のデザインをしてみたい、もっとデザインスキルを伸ばしたいと考え、2社目の制作会社に転職しました。印刷物を手がけるなどグラフィックデザインを得意とする制作会社で、7年ほど働いた後、当社に入社しました。
インターネットに必要不可欠なインフラを支える業界である点に魅力を感じました。Webデザイナーとしてホスティングサービスには長い間お世話になっているので、デザインの力でより多くのユーザーにサービスを届け、業界の発展の一端を担うことができればと考えました。また、100%自社案件であることも理由のひとつでした。前職は受託案件がメインで、思い入れが深い案件であっても納品後は一切ノータッチということもあったので、自社サービスを長いスパンで継続的に改善できる点にも魅力を感じました。
会社全体でしっかり業務管理をされている印象でした。残業が少なく、自分の時間や家族との時間を持てたのはうれしかったです。前職では終電での帰宅が多く、土日に出勤することもありました。当社では終業時間を過ぎると社内の人が少なくなるので、最初はその光景に驚きました。入社して間もない頃は、終業時間を過ぎてすぐに帰るのに少し罪悪感がありました(笑)。また、過剰に業務を抱えることもないので、仕事とプライベートとのメリハリがつけやすく、仕事にしっかりと集中できる環境だと思いました。
Webサービスのサイトデザインを手がけたことはほとんどなかったので、素材や文章がほぼゼロの状態からデザインを始めるのに戸惑いました。以前はワイヤーフレームやパンフレットなどの素材がある程度揃った状態で着手することが多く、サービスの魅力を伝えつつ申し込みまでの導線を意識することはなかったので、苦労しました。コンテンツの検討については、自分ひとりの視点では何かを見落としてしまうことがあります。そのため、いちユーザー視点で俯瞰したり、チーム内や上司・上層部へのチェックを意識するようにして、齟齬のないようこまめに進めることを意識しています。
リリースの瞬間です。自分の手がけたデザインがサービスを利用する方の一助となり、自社サービスの成長につながることを想像すると、それまでの努力や苦労が報われます。今まで大小さまざまな案件を担当しましたが、とくに新規サービスの担当になると、規模が大きく制作や検討に費やす期間も比例して長くなります。そのぶんやり遂げた時の達成感はより大きなものになるので、次の業務へのモチベーションにもつながります。
チームとして取り組みたいことはいろいろありますが、たとえば制作ガイドライン・ルールの見直し・整備です。運営するサービスや抱える案件の増加に比例して、デザイナーの人数も徐々に増えつつあります。今のデザイン課にとって最適なものに都度見直し・整備することが、会社にとっても大きなプラスに寄与する段階にあると感じています。整備してメンバーの負担軽減につながれば、課内の規模と比例してデザイン課全体でのアウトプット量の増加、ひいては質の向上にもつながると考えています。
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